社会福祉法人 愛生会は、昭和48年4月に開園し、障がいを持つご利用者の生活面や就労に向けたサポートを行う社会福祉法人です。一人ひとりの個性を大切に受け止め、健康で、自立した生活や社会生活ができるように援助することを目的とした生活支援や作業支援を実施しています。
- 勤怠管理のデジタル化(システム導入支援)
- 給食の食数計算の自動化(VBA開発)
- 会計業務の効率化
お話をお伺いした方
副理事長 新平真嗣様
Q、当社のデジタル化支援を受ける前は、どのような悩みを抱えていましたか?
本部・総務部門は、ご利用者の人生に寄り添い続ける法人の要(かなめ)なのですが、以前の担当者から引き継いだ業務方法や慣習的なやり方に終始してしまうことが原因で、事務作業に多くの時間を取られてしまい、本来力を発揮するべき企画立案や秘書機能、監査機能などに時間が割けなくなってしまっていました。
また、効率化に向けて自ら問題意識を持って考える雰囲気が社内にはない状態でした。
Q、自社で解決することが難しかった理由や外部に依頼しようと思った理由や当社に依頼した決め手があればを教えてください。
業務効率化に有効な手段のひとつとなりうるデジタル・ICTに精通する人材がいなかったのと、社内の保守的なマインドを打破するためのカンフル剤が必要だと感じていました。
そんな中で、御社のことを知り、実務上の具体的な課題(目的)とデジタル・ICT(手段)を紐づける為に、両分野に精通しているパートナーがベストだと考えていたので決めました。
Q、実際に、デジタル化の支援を受けて変化した点や良くなったと実感できたところを教えてください。
プロジェクトをご一緒した成果として、プロジェクト前と比較すると、総務部門月間の業務時間が約180時間削減することができました。
その他にも、経理伝票を60%以上削減し、経理業務のスリム化を達成できたのが大きかったです。
また、数値ではなく、社内の雰囲気の話ですが、今回のプロジェクトを社内で一体になって実施していく中で、個々が「こうしたらもっと効率化できるじゃないのか」など課題を持つことと、それに向けて解決しようと取り組む力がついたのではないかと思っています。
Q、最後に、当社へ期待することや思い、メッセージがあれば教えてください。
現場に寄り添ったご支援のおかげで、1年2カ月に及んだプロジェクトでは一定の成果を出すことができました。
ICT・デジタルを活用した業務効率化への取り組みは、まだ緒に就いたばかりだとも思っています。これかも、PDCAサイクルを回していく中でも、御社とのパートナーシップがまた必要なタイミングがあると思いますので、何卒よろしくお願い致します。